![ベタ基礎工法におけるシロアリの侵入経路 断面図](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=666x10000:format=jpg/path/s1175efa7bf8a8e66/image/ic255a478785f4ac8/version/1571209895/%E3%83%99%E3%82%BF%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E5%B7%A5%E6%B3%95%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%81%AE%E4%BE%B5%E5%85%A5%E7%B5%8C%E8%B7%AF-%E6%96%AD%E9%9D%A2%E5%9B%B3.jpg)
ベタ基礎工法におけるシロアリ対策についてお話します。
ベタ基礎工法の場合、シロアリは主にコンクリートの立ち上がり部分と、玄関から侵入してきます。
つまり、立ち上がりではない「面」の部分からは、ヒビや配管などがない限り、まず侵入してきません。(布基礎・防湿コンクリートとは違います)
ですが、ベタ基礎工法における、薬剤散布によるシロアリ対策では、床下全面に薬剤散布をしています。私も以前していました。
薬剤をコンクリートの面に散布しながら、「はたしてこれは効果があるのか?」と疑問に感じていました。おそらく、この業界でコンクリートの面に対しての薬剤散布に疑問を感じたことのない人はいないと思います。
ですが、みんなやります。「上」からそうしなさい、と言われているからですね。
「上」とは、現場の責任者だったり、組織のトップだったり、業界のトップだったりします。
ベタ基礎工法の住宅で本当にシロアリが侵入してくる危険性が高いところは
- 基礎の立ち上がり(外側も)
- 配管を引き込んでいる部分
- 玄関
- 勝手口、スロープなどのコンクリート基礎とのわずかな隙間がある部分
これらを徹底的にチェックする方が、シロアリ対策として有効です。