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ベタ基礎工法ならシロアリ対策は必要ない?


結論。必要あります。

ベタ基礎工法の断面図

ベタ基礎工法ってなに?

まずそこですよね。

 

ベタ基礎工法というのは、簡単に言うと住宅のコンクリート基礎が立ち上がりだけではなく、床下の地面が接する面全体が鉄筋コンクリートになっている構造です。専門家の方に言わせたら、厳密には違うのでしょうが、すぐイメージできたと思います。

なぜ、ベタ基礎工法でもシロアリ対策が必要なのか?

ベタ基礎工法におけるシロアリの侵入経路

それは、シロアリの侵入経路が、ベタ基礎工法にも存在するからです。

コンクリートの隙間
基礎断熱とコンクリートの隙間

わかりやすいところで言うと、このようなコンクリートの隙間、割れ目は要注意です。

では、どのような対策が必要なのか?

 

正解は一つでは無いですが、一番簡単なことは、目視による点検です。

 

住宅の床下へ潜る勇気と懐中電灯があれば、みなさんもできます。

 

そして、外周の点検もご自分でできるでしょう。

まれに、基礎の外側から住宅内部にシロアリが侵入することがあります。

シロアリは移動のために蟻道と呼ばれる、土や砂を固めたトンネルを作り、その中を移動します。

床下の蟻道

このような、蟻道が外の基礎にないか確認することも意外と大事です。

 

でもやはり、一番確実なのは、専門業者に点検してもらい、薬剤による対策をとることです。

コンクリートの隙間への薬剤注入

このように、床下のコンクリートの隙間への薬剤の注入はとてもシロアリ対策に有効です。

 

気になる方は専門業者のホームページを見たり、点検してもらうといいでしょう。